飲み会の立替や、出張・会食・ゴルフ代などの一時払いが多い商社マン。
多い月には百万円を超えるクレカ払いが発生するため、「どのクレジットカードを持つか」という「お金の初期設定」は非常に大事です。
楽天経済圏の破壊力
一言で言います。
「大人しく楽天経済圏に入りましょう。」
詳しくは別の記事で書きますが、
クレジットカードは楽天カード、銀行口座は楽天銀行、証券口座は楽天証券、旅行の予約は楽天トラベル、散髪の予約は楽天ビューティに統一しましょう。
そして、お買い物は楽天市場でしましょう。
それだけで、常に10%以上のポイント還元率をエンジョイできます。
ANA派JAL派はもう古い?
商社マンあるあるとして「出張時にANAを使うかJALを使うか」という古くからの問題があります。
特に35歳以上ぐらいの商社マンは、マイラーとしてのステータスを如何に上げるかを非常に重視しており、クレジットカードもANAかJALに寄せてマイルを貯める人がたくさんいます。
ベテランの商社マンからお叱りを受けそうですが、正直に言うと私は「ANA派JAL派は昭和の価値観」だと思っています。
理由は以下の3つ。
- コスパが悪い。
- 長距離の出張はビジネスクラスが使える。
- (特に若手は)どうせマイルを効率よく貯められない。
①コスパが悪い
マイルで気軽に旅行に行けるのは嬉しいですが、正直コスパ悪くないですか?
- ANA・JALのクレカで100円あたり1マイル
- 1マイルあたり1円〜3円程度の換算で航空券を購入可能
つまり、還元率は1〜3%程度。
正直、「年に1〜2回あるかないかの旅行で、ラウンジを1〜2時間使える」ということに個人的にどうしても価値を見い出せません。
「別に搭乗口で待てば良くない?」と思ってしまいます。
②長距離の出張はビジネスクラス
「旅行だけでなく、出張時にラウンジを使えるのが熱い」との意見もありますが、(大抵の場合)長距離出張にはビジネスクラスで行くため、ステータスを持っていなくてもラウンジを使うことができます。
短距離の場合は確かにラウンジが使えませんが、それほど疲れが溜まらない短距離出張で、ラウンジをどうしても使いたいか?という別の疑問があります。
③マイルを効率よく貯められない
商社マンは出張に行く機会が多いのですが、その時行く上司に合わせてANA・JALを使い分ける必要が出てきます(特に若手は)。
また、お客さんと出張同行する際も同様です。
要するに、「いくらANA派・JAL派と決めたところで、マイルを思ったとおりに貯められない」のです。
結局は「ステータス」
ANA派・JAL派の議論は、経済的な合理性ではなく、結局は「ステータス」を獲得したい、というある種の見栄・プライドの問題に帰結するように思います。
肌感ですが、35歳以上の商社マンは競ってANA・JALのステータスを上げているような空気があり、若手も知らず知らずその空気感に飲まれていきます。
これは価値観なので好き好きですが、個人的には「ステータスを上げたいという価値観は、昭和の商社マンって感じだな」と、少し冷めた見方をしています。
楽天経済圏に入るデメリットは?
楽天ってダサい?
楽天経済圏にデメリットがあるとすれば、
それは「楽天って、なんかダサい」というもの(失礼!)。
私の同僚が「デートのときに楽天カードで支払ったら、裏で『あいつはケチだ』と言われてた」と嘆いていました笑。
また、私自身も会社の先輩からAmerican Expressのゴールドカードを見せられ、「楽天カードはダサい、商社マンはamexぐらい持たないと」とマウントを取られたこともあります。
私自身も、楽天経済圏に入る前はアレルギーがありました。
しかし入ってしまったあと後悔することと言えば、「意地を張らずに早く入っておけばよかった」というもの。
それほど楽天経済圏のお得さは群を抜いています。
そもそも他人にクレジットカードを見せる機会はない!
それでもダサさが気になってしょうがない、という方。
断言しますが、クレジットカードを他人に見せる機会などありません。
(私は社会人になってから、お店の人以外に見せたことはありません。)
当然ですが、楽天市場・楽天証券・楽天銀行などのサービスを使っていることなど他人には分かりません。
「他人にカードを見られたら恥ずかしい」という人は、むしろスマートな支払いの仕方を学ぶ方に注力してみては。
お金は初期設定が大事!
いかがでしたか?
繰り返しになりますが、「お金は初期設定が大事」です。
商社マンにありがちな妙なプライドや見栄で判断を誤らないようにしましょう。